ストレッチで私が感じる違和感

体験談

接骨院やトレーナー、治療家の人からよく「ストレッチをしろ」ということを言われると思う
かくなる私も言ってきた一人ではある
接骨院にも勤務経験がある私がその実態や世間の認識で感じる違和感を述べていく

ケガをしたらストレッチ?

あなたはなにかケガをして治療院に行ったら「このストレッチをやってください」と言われたことはないだろうか
この時に考えてほしいのはその治療家がなぜそのストレッチを「処方したか」ということだ

というのも例えば風邪をひいたとする
そしたら薬が処方されてその薬を飲むだろう
当たり前だけど風邪薬だ
風邪をひいたから風邪薬を飲む
でも風邪なのに目薬を出されたら「なんで?」とならないだろうか

で、今回の話でいうとケガ=ストレッチという処方は必ずしも正しくないということだ

多いケースとして腰痛の人に対してモモ裏のストレッチを処方することだ

これで「腰痛は改善しません」

私はストレッチをする理由のほとんどは「予防」だと考えてます
痛めた身体は休む(動かさない)という選択肢がもっとも手っ取り早いです
だからストレッチで今の腰の痛みが緩和することはありません

痛みの予防にストレッチは必要か

上記の通り、ストレッチで痛みが緩和することはありません
じゃあ痛みの予防にストレッチが必要かといわれると必ずしもそうではありません

そもそもなんで痛みが発生するかを考えてみてください
で、その痛みが発生する場面に柔軟性は必要ですか?
日常生活でおこる痛みのほとんどは必要ではありません

逆に必要な場面はほとんど運動(特にスポーツ)が多い
特にフィギュア競技などの柔軟性を必要とする種目に多い傾向にある
フィギュアスケート、ウエイトリフティング、体操などの競技は柔軟性が必要で、柔軟性の低下が痛みのリスクを増大させている可能性があるだろう

予防として有効なのは肉離れとかはいいだろう

なぜストレッチの処方が多いか

接骨院もジムの経験もある私的には

  • 強度が低く普段から行いやすい
  • イメージしやすく指導しやすい
  • なにもやらないよりはやった方がいい

こういった理由が当てはまるだろうと考える
ストレッチというのは筋トレと違ってなじみがあるし、だれでもできる
だから指導しやすいのだ

ただ、臨床をたくさん見てきた私からすると
「慢性的な痛みはトレーニング」で解決できるパターンも多い

難しいのが治療院ではストレッチ
ジムでは筋トレで改善しようとするケースが多い
だから両者ポジショントークになってしまう

一方で両者どちらの意見も理解できる
私はどちらかというと後者の筋トレで改善させたいよりではある
(特に日常生活による慢性疾患のケースでは)

日常生活における柔軟性

そもそも日常生活で困るほど柔軟性が低い人はいるのだろうか
ほとんどが日常生活で「あ、柔軟性落ちたわ」と
感じるケースは少ないだろう

臨床でも唯一多いのが「背中を洗えない」ことくらいか

あと肩が上がらないとかもある(筋力低下も含まれてるから一概に柔軟性とは決めれない)

柔軟性の評価

あとは柔軟性の評価は多くの場合
「立位体前屈に依存している」ことも問題だろう

これが低い=柔軟性が低い と判断してしまうのだ
体力測定の項目でもあるのである種仕方ないことでもあるのだが
一概に柔軟性といっても様々な要素があるため難しいところだ

腰痛の評価としても採用されているこの立位体前屈だがこの評価が低い=腰痛 と断定するのもよくない

それでもストレッチ指導する

別にストレッチを否定するつもりはない
私も接骨院に勤めていたときはよっぽどのことがないときはストレッチを指導していた
もちろん本質ではないケースも多々あるけど一番はやはり「何か持って帰ってほしい」という気持ちが強い
あとはストレッチをすることで関節を動かすことによる
「運動」をしてほしいということもあるだろう
何もしないよりは「ストレッチ」をすることによるデメリットがなければ積極的に指導するのもまた事実

本当は簡単な自重トレーニングなどを指導する方がいいと思うケースもあるがなにせ時間がない

そしてそれが最適解だとしても「患者が求めていない」ケースが多いのだ
だから需要と供給が見合わず指導できない
みんなつらいことはしたくない

痛みがないと予防しようと思わない

痛みがあるうちはできることが少ない
だからこそ痛くないときにどう予防するかが大切である
でも痛くなってから気づくことも多い
アスリートでもない限り予防のためにストレッチや筋トレをするのは難しいだろう
だから治療院にいたときは再発する人が頻発するしストレッチを指導しても「ほとんどの人はやらない」のが現状だろう

柔軟性を上げるコツ

肉離れなどの筋肉が伸ばされたときにケガが生じる場合を除き
ケガをする理由は必ずしも柔軟性が関連することはない
ただ、柔軟性はあるに越したことがないのもまた事実
柔軟性を上げる方法は「痛みがあるくらい伸ばす」ことである

私の治療院にいたときは「心地よいくらいのストレッチ感でやってください」とよく指導していたものだ
ストレッチでケガをしない為のリスク管理のためだ

ただ、正直「柔軟性を最短で伸ばしたければ無理をしろ」

柔軟性が上がるのはまずは「痛みの適用」である
ストレッチ痛に慣れるから関節可動域が向上していく

この無理をするくらいの痛みに耐えると柔軟性が向上するという考えは相撲を見て思った

相撲は腱を切ってまでストレッチをやるとされている
それであのような柔軟性を手に入れている

なお、筋トレをすると柔軟性が落ちるのは間違いです
単純にストレッチをやってないだけです